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1/3は英語で決まる?大学受験英語事情

こんにちは。Innocence Plusの野村です。

「学歴の1/3は英語で決まる」

というと、大げさに聞こえますが、入試だけを見るとあながち間違っていません。

そして、今も私が大学受験をした20年近く前から、英語の配点はそこまで変わっていません。

また、配点だけではなく、英語を入試科目に採用する大学は間違いなく9割以上あるでしょう。

仙台の「東北大学」、英語の配点は?

※以下の配点は変更になる可能性があります。最新の情報は各大学のオフィシャルサイト、入試情報をご確認ください

▼センター試験

【必】国語:国(100点)
《選》地歴:世B、日B、地理B(100点)
《選》公民:倫政経(100点)
【必】数学:数I・A、数Ⅱ・B、簿記・会計、情報関係基礎から2科目選択。(100点)
【必】理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 から1科目選択。※基礎を付した科目は2科目で1科目とする。(100点)
【必】外国語:、独、仏、中、韓から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(100点

▼個別学力試験:3教科3科目(900点満点)

【必】国語:国総・現文B・古典B(300点)
【必】数学:数I・数Ⅱ・数A・数B ※数Bは数列、ベクトル。(300点)
【必】外国語:コミュ英I・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英表I・英表Ⅱ、ドイツ語、フランス語から1科目選択。(300点

こちらは、東北大学 法学部法学科の2018年度の入試科目です。

配点を見ると、英語の割合は
センター試験では450点満点中100点(約27%)
個別試験(いわゆる二次試験)では900点満点中300点(約33%)

英語の配点が全体の約1/3を占めています。

私立大学だとさらに英語が重要!合否の半分が英語で決まる!?

英語の重要性は、私立大学だと一層高まります。

▼早稲田大学 法学部(2018年度入試)

【国語】国語総合・現代文B・古典B(50)
【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II60
《地歴》世B・日Bから選択(40)
《公民》政経(40)
《数学》備考参照(40)
●選択→地歴・公民・数学から1

▼慶応義塾大学 法学部(2018年度入試)

【地歴】世B・日Bから1(100)
【外国語】コミュ英I・コミュ英II・コミュ英III・英語表現I・英語表現II(独・仏選択可)(200
【小論文】(100)

早稲田大学の法学部では、3教科150点満点のうち60点40%)が英語

慶応義塾大学の法学部では、2教科と小論文の合計400点満点のうち200点が英語
なんと英語の配点が全体の50%と、合否の半分が英語で決まります。

人気大学の入試における英語の配点

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いくつかの国立・私立大学を例に、入試における英語(外国語)の占める配点の割合を見てみましょう。
【国立大学】の英語配点

東京大学

▼東京大学 法学部(2018年度入試)

センター試験の英語配点:200点/900点(約22%※900点満点を110点満点に換算する
個別学力試験の英語配点:120点/440点(約27%

 

▼東京大学 工学部(2018年度入試)

センター試験の英語配点:200点/900点(約22%※900点満点を110点満点に換算する
個別学力試験の英語配点:120点/440点(約27%

東北大学

 

▼東北大学 法学部(2018年度入試)

センター試験の英語配点:100点/450点(約22%
個別学力試験の英語配点:300点/900点(約33%

 

▼東北大学 工学部(2018年度入試)

センター試験の英語の配点:100点/450点(約22%
個別学力試験の英語の配点:200点/800点(20%

【私立大学】の英語配点

▼慶應義塾大学(2018年度入試)

法学部
一般入学試験の英語配点:200点/400点(50%
理工学部
一般入学試験の英語配点:150点/500点(約33%

▼早稲田大学(2018年度入試)

法学部
一般入学試験の英語配点:60点/150点(40%
基幹理工学部
一般入学試験の英語配点:120点/360点(約33%

▼同志社大学(2018年度入試)

法学部
一般入学試験の英語配点:200点/500点(40%
理工学部機械システム工学科
一般入学試験の英語配点:200点/550点(36%

▼東北学院大学(2018年度入試)

法学部法律学科
一般入学試験の英語配点:100点/300点(33%
工学部科機械知能工学科
一般入学試験の英語配点:100点/300点(33%

国立大学ではセンター試験、個別入学試験共に英語の配点は全体の20~30%前後を占めます。

私立大学においてはさらに比重が高まり、英語の配点は全体の30~40%前後、多いところでは半分の50%と非常に多くの割合を占めることがわかりますね。

特に、受験人数が多い偏差値50台の大学は、上で紹介した大学より英語の比率が高い傾向があります。

また、個別試験で理科数学が課される理系は、英語の配点比率は低くなる傾向があります。

しかし…理系は入学してからが英語と付き合いが本格的に始まります

論文を何本も読まなくてはいけませんが、論文はほとんどの場合英語(これが読めないと勉強になりません)です。

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いま、日本の教育は2020年度に学習指導要領の改定・大学入試改革と、大きな変革期にあります。

そしてその改革の中でも、英語は非常に重要視されています。

  • 小学校から英語の「教科」化
  • 大学入学試験での四技能評価

大学入試においても、これまでの「読む」「聞く」だけではなく、

「書く」「話す」スキルが評価されるようになります。

多くの受験生にとっては、これまで以上に英語に学習時間を割く必要が出てくると言えますね。

受験生に限らず、いよいよ「英語が必要」に

この記事では、受験・学歴といった点に注目してきましたが、

大学受験で英語が重要なのも
教育改革で英語教育が大きく変わろうとしているのも

いずれも、いよいよ本当に「英語が必要」になったことの現れであると思います。

日本の人口減少や高齢化などもあり、私たちは本格的に「日本語だけ」で生活する内向き志向から、

世界の人や企業や大学と、仕事や生活や学業を行っていく、外向き志向になる必要があります。

仙台でも外国人比率は年々高まっています。クリスロードや駅前などを歩くと外国人が目に見えて増えていることを感じます。

これからの将来、世界のグローバル化に対応するため、国際社会で通用する英語コミュニケーション能力の育成が重要視されています。

PS
今回は国内の大学の受験科目の英語配点について書きましたが、せっかく英語を身に付けるなら皆さんにはぜひ海外の大学に挑戦してもらいたいです。