(2017年に書いた記事ですが再度加筆しシェアします。)
目次
GUからレジが消えていた
Shunです。突然ですが…
先日、長町のGUに靴下を買いに行きました。
GUから「店員さんがいるレジ」が消えていました。
今日は、そこで私が感じたことについて書いてみます。
こちらの記事で「書いている人」の自己紹介をしております。
以前からアメリカではレジが減っていた
1年以上前に、アメリカのマクドナルドが、レジ担当の従業員を廃止して、タッチパネルによる注文、支払いを開始しました。
現在も導入店舗は広がっているようです。
当時、
「アメリカは思い切った合理化をするな〜」
と思っていたのですが、
長町のGUに行ったところ、ICタグの会計方式になっていました。(2022年現在、どこのGU、ユニクロもICタグ方式ですね。また、アメリカやイギリスでは、そもそもレジがない店舗も2018年前後から出てきています。)
4、5台ぐらいあったレジカウンターが1台に減り、商品についたICタグで会計する仕組みになっていました。
この東芝テックの機械が導入されていました。
https://www.toshibatec.co.jp/release/20170420_01.html
写真の矢印の扉を開けて、商品を入れるだけで、金額を読み取り、会計が済んでしまいます。
西友やヨークベニマルのセルフレジよりずっと簡単で速いです。
周りの人たちもスイスイ会計を済ませていきます。
今までの店員さんがいたレジより明らかに速いです。
何しろ、商品を一気に放り込めば、会計金額がすぐに表示されてしまうのです。
人間の仕事が減っていく?
オックスフォード大学が「将来なくなる仕事」を最近発表していました。
(この手の発表はここ数年よくありますね。)
「将来なくなる仕事一覧」の表を見たことがある方もいるかも知れません。
自動化、AIの発達でレジ担当以外にも、今後なくなる仕事は増えると言われています。
例えば、大学の学部を選ぶ際に「就職に困らないから」と高校生からよく聞く、薬剤師も調剤のオートメーション化で需要が減ってくると言われています。
子どもたちは将来に向けて「どんなスキル」を身につければいいのか?
では、自動化、AIの発達が進む将来を生き抜くためにはどんなスキルが必要なのでしょうか?
私個人の考えとしては、
・周りの状況を見て、指示された以上の工夫やアウトプットを行う
・自分でアイディアを出し、創造的な仕事をする
この2つが今以上に重要になってくるのではないかと思います。
一つ目については、AIの機械学習も進んでいくとは思いますが、周りの環境(特に人の感情)を感じ取り判断していくことはまだまだ人間にしかできないことです。
一時期IQ教育が流行りましたが、その後、心の知能指数と言われるEQ(Wikipedia)が話題になることが増えています。
もしかしたら、将来は情報の処理能力より、人の感情を読んだり、自分の感情をコントロールする能力のほうが大事になるのかもしれません。
また、状況を見ながら、指示された以上のことを工夫して行うことも人間にしかできません。
逆に、機械は指示通りやることが得意です。
「指示されたことだけをやる人」
は、いくら効率が良くても機械に負けてしまいます。
二つ目はわかりやすいですね。
機械はすでにあるものの効率化は得意ですが、ゼロからイチを作るのが苦手です。
ここは、しばらくは人間が勝っているところになるでしょう。
AIの発達で英語講師もいなくなる!?
AIや機械との代替えが難しいと言われる、教育関係も無関係ではありません。
表面的な知識の伝達
をするだけの講師は生き残っていけないでしょう。
ABCの歌を流して、一緒に歌ったり、プリントをやらせるだけ、例文をひたすら暗記させたり…
もちろん基礎としては重要なのですが、ここはスマホの学習アプリやプログラムで代用が可能です。
それよりも、
その覚えた英語で何をするか?
覚えた英語をどう活かすか?
覚えた英語を使いたい!と思えるような人間関係を構築できるか?
が大切です。
私たちのスクール(Innocence Plus、Innocence Plus Academy)のレッスンでも、「正解、不正解」だけではなく、生徒さんが「自分のアイディア、考え」を表現することに評価を置いています。
宿題も、正解不正解の採点だけではなく、自分の考えを書いたりするものも多くあります。
例えば、
理想のキャラクターを英語で説明する
自分が住みたい理想の国の法律を英語で書く
将来住みたい国と理由を書く
英語で自作の物語を書く
実験をしてその結果を英語で考察する
などなど、他にもたくさんあります。
いいアイディアはある。恥ずかしがって表現しないのはなぜ?
外国人講師から見ると
「日本の子どもたちは良い意見・アイディアを持っていても、恥ずかしがって言わない」
ように感じるようです。
その分、当スクールの講師は、自分の意見を勇気を出して言ってくれた子に対しては、どんなに突飛なアイディアでも否定することはしません。
子どもたちが自分のアイディアを英語で表現してくれたときにはしっかりと褒め、次回の発言を引き出すための動機づけを行います。
ぜひご家庭でも、「子どもたちの意見・アイディア」を今以上に尊重してみてください。
「それはダメ、そんな考えは変、それじゃうまくいかないよ」
を
「そういう考えもあるんだね、試しにやってみたら?」
という問いかけに変えてみてください。
もしかしたら大人が今までの人生を生きる中で築いてきた固定概念が、子どもたちの可能性を狭めているのかもしれません…
過去30年とこれから子どもたちが生きる30年はまったく違う世界になっているのかも…
ということを考えながら、これからのレッスンをみんなで創っていきます!!
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